ExhibitionNEWS

2021 S/Sシーズンの展示会まであと2週間。
ブランド設立11年目にして、過去で最もデザイン・準備に時間がかかったのが
今回になります。
※パタンナーさん、工場の方々には申し訳ないですが…。

昨シーズンから僕は展示会のDMを手紙として送るようにしました。
せっかくお送りするものだから、展示会の日時や場所だけでは味気ないような気がして。
その内容が下記になります。

 

2020 S/Sシーズンのデリバリーまであと少しという今年の1月、ブランド設立から
10年が経ちました。
この10年という節目が自分にとって非常に意味のあるものとなりました。

ブランドを続けていると発表するアイテムに関して大いに悩み、時には恥ずかしながら
ブレてしまうこともあります。
今回に関しては2020 A/Wシーズンに引き続き、これまでのroundaboutを振り返る
作業から始まり、さらにはブランドを立ち上げる前の古着屋のスタッフ時代のことも
振り返ってみました。
当時からその時に流行っているアイテムには興味がなく、2タックのスラックスや
ペインターパンツ、ビッグサイズのオーバーオール、ボロボロのリバースウィーブ、
ポケットが斜めに付けられてしまった無地のTシャツ、オーシャンパシフィックの
コーデュロイ・ショーツ…そういったものが好きだったなぁと。

そういったこともあり、今回のアイテムはどこか古着の匂いがするようなものが多い
かもしれません。
でも、それこそブランドを立ち上げる前の自分に戻れたようで、今回の展示会では
本来の”roundabout”をお見せできるのではないかと思っています。
もちろん、これまでのシーズンも”roundabout”であることは間違いないのですが、
ブランドを立ち上げた頃の自分に少しずつ戻れているような気がしています。

今年の春からコロナウイルスの影響により様々な状況が変化してしまっていますが、
結局、自分自身ができることは変わりませんでした。
これまで通り、半年間、試行錯誤を繰り返してサンプルを作り、展示会を開催します。
もちろん、都内へ出てくること自体が不安だという方がいることは重々承知しています。
だからこそ、こんな時でも展示会へ足を運んで下さる方には何か特別なメリットとなる
ものをご用意したいと考え、これまでと違う形での期中アイテムも製作してみました。
展示会へ来てよかったと少しでも感じて頂けるように。

僕はこれまでと変わらず会場にてお待ちしています。
どうすることがベストか考えた上での答えが展示会です。
宜しくお願い致します。

roundabout   藤原 裕和

 

展示会に来て下さった方を笑顔にする自信があります。
宜しくお願い致します。


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